住めば都 在オランダ25年 オランダ式楽しい暮らし                                                                            English     Dutch     Japanese



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オランダの冬料理

2月になりました。
2月とともに寒気団がロシアからやってきました。1997年ぶりという寒さだそうです。
レリースタットで、4日朝、-22・5度という気温が観測されました。
私の住むここヘームスケルクでは、日中-5度で、土曜日ということもあり、たくさんの人が裏の水路でスケートしていました。お日様が出て、とても良い日でした。
私は主人といっしょに歩いてパン屋さんとお肉屋さんまで行ってきました。帰りに主人が、チューリップを買い、今は食卓の上で咲いています。冬の真只中に小さい春を見つけたような気分です。

さて、こんな寒い時はオランダ人は何を食べるのでしょうか?
一番最初に出てくるのは、前回紹介したエルテンスープです。
次はスタンポットと呼ばれるジャガイモをマッシュした中に野菜を混ぜる料理です。その野菜がいろいろあります。
先ずは人参と玉ねぎを茹でて柔らかくして茹だったジャガイモといっしょにマッシュするスタンポット。塩胡椒の味つけで、シンプルなお味です。
次は、サワクラウトを茹で、ジャガイモとマッシュするズールコール。
そして、冬の本命はブールコールです。私はオランダに来るまでこの野菜は見たことがありませんでした。いろいろ調べてみたら日本ではあまり馴染みがありませんがケールと言うらしいです。(最近では、健康補助食品などの原料になっているようですが・・・)ジャガイモを剥きその上に細かく切ったブールコールをかぶせ水を足して30分くらい茹でます。ジャガイモも柔らかくなり、ブールコールも芯まですっかりやわらかくなり、茹ですぎたくらいに色も変わったら火を止めて水を切ります。それをマッシュし、塩・胡椒、そして酢を少し混ぜて味をつけます。
スタンポットには、スモークソーセージが一番会います。
違うもので、合わせる時はミートボールでしょう。
この料理には、オランダでシューと呼ばれるグレビーソースを料理の上にかけます。濃厚なソースではなく水っぽいソースです。肉の焼き汁に水やワインを足したものです。間違っても美味しいステーキやシュニッチェルは合いません。お鍋料理に美味しい天ぷらをいっしょに出されているようなものです。


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 ブールコール       ロデコール        フルーネコール     芽キャベツ

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スピッツコール      ウィッテコール        ズールコール      スタンパー
                           (ウィッテコールの発酵食品) 

オランダにはマッシュポテトを作るスタンパーという調理器具があります。
これはどこのお家にもあり、下宿している学生の台所にもあります。
それくらいマッシュポテトをオランダ人はよく食べ、スタンポットはオランダの家庭料理です。
コストもあまりかからないことも魅力の一つです。大抵のオランダ家庭では、これだけが食卓に並びます。しかし、日本人の私には、野菜がすべて茹でてあり、何か物足らなく、もっと野菜がほしいと感じてしまいます。うちではスタンポットの横にサラダが並びます。
オランダに来て、キャベツは冬野菜であるということ、その種類も半端ではないことを学びました。
最も日本のキャベツに近いのはスピッツコールでしょう。他のキャベツはとにかく硬い。サラダにはお勧めできません。