住めば都 在オランダ25年 オランダ式楽しい暮らし                                                                            English     Dutch     Japanese



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カーニバルと復活祭

カーニバル(謝肉祭)が過ぎてもうすぐ3週間たちます。
私の住むオランダ北部では、カーニバルというと川の南のお祭りと考えます。
カトリックの多いマース川の南の地域では、盛大にカーニバルを繰り広げます。
北部では、カソリックの小学校でカーニバルが始まる前の金曜日の午後、仮装して学校に行きます。それだけが北部に住む私たちの、カーニバルとの直接のかかわりということになります。
そして、カーニバルが終わると学校は『クロッカス休暇』という春が来る前の一週間のお休みに入ります。ウィンタースポーツをする人たちは、その休暇にアルプスの山へと出かけて行きます。

さてカーニバルとは、復活祭の前、40日間の断食(四旬節)に入る前のお祝いです。
語源は『お肉よさよなら』という意味だそうです。今は、もう断食をする人はいないでしょうが40年位前まで、『その間はお肉や贅沢なものは食べない』ということをしたそうです。(主人の幼少のころは、肉は全く食べずに、たまに魚を食べたということです。
主な蛋白源は、牛乳、卵、チーズ・・・本当の断食とはちょっと違いますが、キリストが砂漠で40日間、苦行に耐えていたことに対しての信者としての証であったのでしょう。
主人も子供なりに、もらったドロップなどは、箱にためておいたといっています。
そしてその40日間が過ぎると復活祭(イースター)になります。教義では人類の罪を背負って十字架にかけられ、墓に葬られてから三日目によみがえったということになります。

復活祭は年によって日が異なります。3月21日を過ぎて最初の満月の次の日曜日が復活祭です。ですから早い年は3月末、遅いて4月末と幅があります。
復活祭につきものなのはイースターエッグです。ゆで卵からチョコレートの卵まで、いろいろあり、それとコンビがイースターバーニーです。これは、いろいろなウサギの形をしたチョコレートのことですね。
イースーターの朝、子供たちは卵を探します。我が家では、イースターの前の晩、小さなチョコレートの卵をリビングルームのあちこちに主人と私が隠し、イースターの朝、子供たちが探しました。
また義理の両親の家では、庭にゆで卵を隠してそれを集まった孫が探すという仕掛けです。
我が家の長男が幼稚園のころ、おじいさんに「オーパ、今年はいくつ卵をウサギさんに注文したの?」と聞いていました。そして、今はなきオーパは、「昨日ウサギが訪ねて来たから12個注文しておいたよ。」と、答えていました。
イースターはキリスト教の行事ではありますが、オランダでイースターと聞くと、先ず春を思い浮かべるでしょう。オランダでは、宗教離れがすすみ、教会が合併してどんどん少なくなりつつあります。現在私の近くで残っているのはモニュメント的な教会ばかりです。ローマの盛況がオランダではまるで違う世界のことのようです。 私の周りでは教会に行く人も余りみられませんが、イースターは春を運んでくれる楽しく待ち遠しい行事です。
      
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